平成26年度 学際共同利用プログラム「計算基礎科学プロジェクト」公募(締切2014/3/17)

応募締切を3月17日(月)まで延長します

計算基礎科学連携拠点(筑波大学、高エネルギー加速器研究機構、国立天文台)では、スーパーコンピュータの学際共同利用プログラム「計算基礎科学プロジェクト」を平成22年度から実施しております。平成23年度からは、HPCI戦略プログラム・分野5「物質と宇宙の起源と構造」の協力機関である京都大学基礎物理学研究所、大阪大学核物理研究センターの協力も得て、それらの計算資源も利用できることになりました。平成26年度の研究課題について、以下の通り公募しますので積極的なご応募をお願い致します。

1. 応募資格

研究責任者は、次のいずれかの条件をみたすこと。国立、公立及び私立大学、国立、公立研究所等の研究機関の研究者又はこれらに準ずる研究者。あるいは、科学研究費補助金の申請資格を有する機関に所属する研究者で、研究成果を無償で社会に還元することを主目的とするもの。

2. 研究テーマ

  • 計算科学的手法による素粒子・原子核・天文宇宙の分野融合を目指す研究およびその高速化に関わる研究。
  • HPCI戦略プログラム・分野5「物質と宇宙の起源と構造」において推進される研究開発課題および萌芽的研究課題にかかわる準備的研究。
    なお、研究開発課題については
    http://www.jicfus.jp/field5/jp/research/questions/
    を、萌芽的研究課題については
    http://www.jicfus.jp/field5/jp/promotion/project-support/
    をそれぞれ参照すること。

3. 利用可能な計算資源

本プログラムで利用できる計算機は、以下の機関で運用中のスーパーコンピュータの一部です。

  • 筑波大学:COMA (汎用157TFlops、メニーコア844Tflops)
  • 国立天文台:CRAY XC30 (502TFlops)、GRAPE-DR(16ノード)
    Cray XC30は今年度増強が予定されています。増強後、本プログラム
    で利用可能な計算機資源量については、採択者に改めて御連絡します。
  • 高エネルギー加速器研究機構:SR16000 M1 (54.9 TFlops)、BlueGene/Q (1.258 PFlops)
  • 京都大学基礎物理学研究所:SR16000 (91 TFlops)
  • 大阪大学核物理研究センター:SX-9、SX-8R (21.3 TFlops)8月まで
    次期システム(調達中、0.4 ~ 1.6 PFlops)12月から
    (9-11月の3ヶ月間は更新、新IT棟への移行のためサービスを停止します。ただし新IT棟完成の時期により停止期間がずれる可能性があります。)

別紙も参考の上、これらの中から利用を希望する機種および使用時間を申請書に明記してください。本プログラムに割り当てられる計算時間には限りがありますので、ご希望に沿えない場合があることをご了承ください。使用にあたっては、各機関の規則にしたがっていただきます。

4. 研究対象期間

平成26年4月1日〜平成27年3月31日
(但し、京都大学基礎物理学研究所SR16000は〜平成27年5月31日)

5. 申請方法

以下の書類を作成し、拠点長へ提出してください。
学際共同利用プログラム「計算基礎科学プロジェクト」申請書
昨年度から継続の場合は、「計算基礎科学プロジェクト」報告書

koubo koubo

6. 提出期限

平成26年3月17日(月)平成26年3月13日(木)

7. 選考

連携拠点が設ける審査委員会で採否と計算時間の割り当てを決定します。

8. 利用手続きなど

研究課題の採択時には、利用を認められた各機関で定められた利用申請書を提出していただきます。ユーザー支援等のサービスも各機関が従来通り提供します。

9. 成果報告

本プログラムによって得られた研究成果については、公表時にその旨を論文に明記するとともに、研究終了時に成果報告を行っていただきます。重要な研究成果を発表される場合は、事前に担当者にご連絡ください。

10. 提出先

計算基礎科学連携拠点事務局(〒305-8577 つくば市天王台1-1-1筑波大学計算科学研究センター内)に電子メール(jicfus-jimu[at]ccs.tsukuba.ac.jp [at]を@に変更してください)で提出。

11.問い合わせ先

ご不明の点は、電子メールにてjicfus-jimu[at]ccs.tsukuba.ac.jp([at]を@に変更してください)までお問い合わせください。

利用可能な計算資源

利用できる計算資源は、下記の機種です。本公募を通じて割り当てられる計算時間は、合計でそれぞれの機種の年間運用時間の5%以内を目安とします。

それぞれの機種の特色、運用形態については、下記のリンクも参照してください。

筑波大学

  • COMA:各ジョブは上記のいずれかの形で並列実行可能
    汎用CPU部のみ:8-node (128core)、 16-node (256core)、32-node (512core)
    メニーコア部のみ:8-node (16 MIC)、16-node (32 MIC)、32-node (64 MIC)
    混合(ノード単位で汎用CPUとMICを全て使用):8-node、16-node、32-node
    http://www.ccs.tsukuba.ac.jp/files/coma-general/coma_outline.pdf も参照。

国立天文台

  • Cray XC30 (Sandy bridge 2.6 GHz×16×1512 = 24192 コア):最大1280コア(カテゴリ”XC-B”相当)、http://www.cfca.nao.ac.jp/xc30 も参照。
  • GRAPE-DR (4プロセッサ版):最大2台(ホスト: Intel Core i7-2600K 3.4GHz、16GB)、http://www.cfca.nao.ac.jp/grape も参照。

なお、XC30、GRAPE-DRのすべてのカテゴリについて、すでに計算時間を割り当てられている共同利用ユーザーは学際共同利用には応募できません。両方に採択された場合、一方を辞退していただきます。

高エネルギー加速器研究機構

  • SR16000 M1 (POWER7 32コア×56ノード): ジョブクラス 1ノード(×23)、4ノード(×4)、8ノード(×2)
  • BlueGene/Q (6ラック): ジョブクラス 32ノード(×11)、128ノード(×9)、512ノード(×5)、2048ノード(×1)

http://scwww.kek.jp/Kekadm/system.html も参照。

高エネルギー加速器研究機構の「大型シミュレーション研究」と重複する課題の申請は認められません。申請時間は、各ノード毎に記載すること。なおジョブクラスは変更する場合があります。十分に高い性能を得られるよう最適化を行ってください。高並列クラスを利用するには、低並列クラスでの実績がでるまで、留保扱いとなります。なお利用に際しては、セキュリティーを含めてシステムの運用方針等に従うことが必要です。

京都大学基礎物理学研究所

大阪大学核物理研究センター

  • SX-9、SX-8R:ユーザーアカウントを提供。計算時間はフェアシェアにて配分される。
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