開催案内:第14回 HPC-Phys 勉強会(2/4)

第14回 HPC-Phys 勉強会

物理学の諸分野において計算科学によるアプローチは すでに欠かせない研究手法となっています。一方で、大規模数値シミュレーションには、計算機システムごとの最適化や 適切な計算手法の選択など、それ自体の技術的な難しさがあり、 分野を越えた研究者間の情報交換や協力体制が望まれます。

本研究会は、物理に軸足を置きながら数値計算を行う素粒子・原子核・宇宙物理などの研究者が集まり発足しました。問題の共有や計算手法の紹介、新しい技術動向についての検討など、計算物理の広い範囲で情報交換を行なうことを目的として以下のようなテーマで活動を行っています。

– 日々抱えている問題の共有
– それぞれの分野で知られているメジャーな、あるいは強力な手法の紹介
– 新しいフレームワークの勉強、実践報告
– 新しいハードウェア向けのチューニングの勉強、実践報告

以下の日程で第14回 HPC-Phys 勉強会を開催いたします。
今回は、以下の方に講師をお願いしました。

野村昴太郎氏(Intel oneAPIのチュートリアル)
吉川耕司氏(「富岳における宇宙論的ニュートリノのブラソフシミュレーション」)

インテルの oneAPI は、従来のインテルコンパイラーの後継で、GPU向けなど多くの新機能を含んでいます。インテルでHPC向けの仕事をされている野村昂太郎さんに利用法の解説をお願いしました。筑波大の吉川さんには、2021年のゴードン・ベル賞(*)ファイナリストに残った仕事についての解説をお願いしました。

参加を希望される方は、勉強会ウェブサイト
http://hpc-phys.kek.jp/
から前日(2/3)までに参加登録をお願い致します。

開催日時:
2022年2月4日(金) 15:00- (18:00 頃までを予定)
場所:
オンライン(Zoomを利用予定)
接続情報は、参加登録者にお知らせ致します。
主催:
計算基礎科学連携拠点(JICFuS)
共催:
理研計算科学研究センター(R-CCS)

(*) ゴードン・ベル賞: いわばスパコン界のアカデミー賞(ノーベル賞に例えられることも)

本活動は以下のような組織、団体、財源からサポートを受けてきました(五十音順):
文部科学省ポスト「京」重点課題9「宇宙の基本法則と進化の解明」
理化学研究所計算科学研究センター
早稲田高等研究所

世話人: 青山 龍美、大川 博督、加堂 大輔、金森 逸作(連絡責任者)、滝脇 知也、土井 琢身、中村 宜文、西村 信哉、似鳥 啓吾
アドバイザー: 青木 慎也、青木 保道、石川 健一、清水則孝、住吉 光介、永井 智哉、野村 昴太郎、橋本 省二、松古 栄夫

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