会場参加者と視聴者が一体となって宇宙を考える-天文イベント@大阪開催報告

日本天文学会の開催地にて催される天文学を楽しむためのイベント。今回は、2015年春季年会(3/18~21、大阪大学)に合わせて、3月18日(水)、19日(木)に大阪市梅田で2つのイベントを開催しました。2日間合計で54人の参加があり、ネット中継の合計視聴者は約3000人。非常に多くの方に楽しんでいただくことができました。
会場を快く提供してくださった大阪市中央公会堂、King of Kings(大阪市梅田)のみなさま、誠にありがとうございました。
次回は、天文学会2015秋季年会(9/9~11甲南大学)に合わせて阪神地区で行う予定です。

参加者:計54人

3/18(水)
19:00~21:00
宇宙図プロジェクト2015 来場者:23人
ネット:1754人
3/19(木)
19:00~22:00
「サブカル×宇宙」論
~我々はどこから来て、どこへ行くのか
来場者:31人
ネット:1223人

主催:計算基礎科学連携拠点
共催:天文学普及プロジェクト「天プラ」
協力:学術コミュニケーション支援機構

トークイベント:宇宙図プロジェクト2015

150318tenpla異分野の専門家を集めて宇宙について語り合う宇宙図対談シリーズ。今回のゲストは、美学を専門とする大阪大学教授の藤田治彦さん。著作「天体の図像学」を元に“宇宙を描く”とはどういうことかについて深く語っていただきました。宇宙図制作委員会の美術家・小阪 淳さん、コピーライター・片桐 暁さんからそれぞれの専門の視点から質問やコメントが相次ぎ、2時間という長さを忘れさせる興味深い話を聞くことができました。
会場の大阪市中央公会堂特別室は、天井にすばらしい絵が描かれており、今回のイベントにふさわしい会場でした。ぜひ録画映像でご覧ください。
また、ニコニコ動画の視聴者によるコメント数は4500件で、これは2秒に1コメント以上に相当します。ネットを通じて非常に多くの方に参加していただけました。

録画視聴

YouTube:https://www.youtube.com/watch?v=z9ZDOcwJdfE

参考(放送は終了しています)ニコニコ生放送:http://live.nicovideo.jp/watch/lv213684408

トークイベント:「サブカル×宇宙」論~我々はどこから来て、どこへ行くのか

150319tenpla天文楽者と2人のSF作家にご登壇いただき、サブカルと宇宙について論じ合う新企画。サブタイトルは「我々はどこから来て、どこへ行くのか」でしたが、議論はどこから来てどこへ行くのかわからない危険性をはらみつつも、会場及び視聴者の興味を強く引き付けることができました。
SF作家の野尻抱介さんと山本 弘さん、そして天文楽者の福江 純さんによる、それぞれの著作をベースとした自己紹介からはじまり、過去のSF名著やアニメ作品を紹介しながらのトークが次々と繰り広げられました。
さらに、会場にニコニコ動画のコメントを表示したことで、司会や登壇者がコメントにすぐに反応するなど、登壇者、会場の参加者、視聴者が一体となったトークイベントを作り上げることができました。ネット中継終了後のニコニコ動画でのアンケートで、5段階評価のうち5(最高)と4しかなかったことからも、視聴された方すべてに楽しんでいただけたと思います。

録画視聴

YouTube:https://www.youtube.com/watch?v=rAQfs1HxOII

参考(放送は終了しています)ニコニコ生放送:http://live.nicovideo.jp/watch/lv213684977

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