宇宙磁気流体・プラズマシミュレーションサマースクール(8/6-10)

宇宙磁気流体・プラズマシミュレーションサマースクール

スクールについて

日時:
2012年8月6日(月)午後~8月10日(金)
場所:
千葉大学 アカデミックリンクセンター、総合校舎
主催:
HPCI戦略プログラム分野5「物質と宇宙の起源と構造」
千葉大学ハドロン宇宙国際研究センター
web:
http://www.astro.phys.s.chiba-u.ac.jp/hpci/ss2012

物質の噴出やX線・ガンマ線放射、激しい時間変動などを伴う天体活動現象では磁場と電離物質、さらに輻射との相互作用が重要な役割を担います。計算科学技術の発達に伴って、計算機を用いた数値シミュレーションが、これらの現象を研究する強力な手段になってきました。

私達のグループでは、荷電粒子系をマクロに扱う磁気流体モデルに基づく宇宙磁気流体シミュレータCANS(Coordinated Astronomical Numerical Software)を開発・公開して、初心者でも磁気流体現象のシミュレーションを実施できる環境を整備してきました。また、HPCI戦略プログラム分野5「物質と宇宙の起源と構造」の支援を受けてプラズマを粒子的に扱う電磁粒子モデルに基づくプラズマ粒子シミュレータpCANSの開発を進めてきました。これらを教材として用いることにより、宇宙磁気流体とプラズマ粒子シミュレーションの基礎についての講義と演習を行なうサマースクールを開催します。シミュレーション初心者の参加を歓迎します。

内容:

  1. 磁気流体波についての講義
  2. 差分法の基礎についての講義と演習
  3. 磁気流体方程式の数値解法についての講義と演習
  4. PIC(Particle In Cell)法に基づく電磁粒子コードについての講義と演習
  5. 宇宙磁気流体・プラズマシミュレーションに関係する最近の話題についての講演:太陽活動、粒子加速、解適合格子法など
  6. 応用課題演習
    太陽活動、降着円盤、宇宙ジェット、輻射流体、磁気リコネクション、プラズマ不安定性、粒子加速等のテーマ別にグループに分かれてシミュレーション実習を行ない、最終日に発表会を開催する。

実習設備:千葉大学総合メディア基盤センターの計算機を使用

講師:
横山央明(東京大学) 太陽活動現象の磁気流体シミュレーション
花輪知幸(千葉大学) 磁気流体波の性質
松元亮治(千葉大学) 差分法の基礎
三好隆博(広島大学) HLLD法に基づく磁気流体方程式の差分解法
星野真弘(東京大学) 天体プラズマにおける粒子加速機構
松本洋介(千葉大学) PIC法に基づく電磁粒子シミュレーション
松本倫明(法政大学)  解適合格子法による磁気流体シミュレーション
藤本桂三(国立天文台)解適合格子法によるプラズマ粒子シミュレーション

演習担当:
町田真美(九州大学)、高橋博之(国立天文台)、銭谷誠司(国立天文台)、三好由純(名古屋大学)、加藤恒彦(広島大学)、天野孝伸(東京大学)、坪内 健(東京大学)、簑島 敬(JAMSTEC)他

参加申込み

参加資格:大学院生以上
参加費:無料
定員:50名(先着順)
以下の書式に記入して7月6日(金)まで
ss2012[at]astro.s.chiba-u.ac.jp 宛にお送りください。([at]を@に置き換えてください)
—————————————————–
(1) 氏名:
(2) 所属:
(3) 学部/学科/研究室など:
(4) 学年など:
(5) 連絡先住所:
(6) E-mail:
(7) 専門分野と研究方法:
(例1) 粒子加速、観測データ解析
(例2) 太陽物理、MHDシミュレーション
(8) シミュレーションの経験
a)あり(経験年数: )
b)なし
(9) 懇親会(8月6日会費3000円): 参加 不参加
(10) その他希望事項:
—————————————————–

宿泊案内:
本サマースクールのWeb Page掲載の宿泊先リストを御参照の上、各自で御予約ください。

旅費補助:
講師、演習補助者以外の旅費補助は予定していません。

多数、御参加いただけますよう、お願いいたします。

世話人:松元亮治、松本洋介(千葉大学)
連絡先:ss2012[at]astro.s.chiba-u.ac.jp

カテゴリー: スクール案内, 新着情報   パーマリンク