平成23年度 学際共同利用プログラム「計算基礎科学プロジェクト」公募(締切2011/5/20)

本公募は、2011年5月20日に締め切りました。

計算基礎科学連携拠点(筑波大学、高エネルギー加速器研究機構、国立天文台)では、スーパーコンピュータの学際共同利用プログラム「計算基礎科学プロジェクト」を平成22年度から実施しております。平成23年度においては、HPCI戦略プログラム・分野5「物質と宇宙の起源と構造」の協力機関である京都大学基礎物理学研究所、大阪大学核物理研究センターの協力も得て、それらの計算資源も利用できることになりました。つきましては、平成23年度の研究課題について、以下の通り公募します。

1. 応募資格

研究責任者は、次のいずれかの条件をみたすこと。国立、公立及び私立大学、国立、公立研究所等の研究機関の研究者又はこれらに準ずる研究者。あるいは、科学研究費補助金の申請資格を有する機関に所属する研究者で、研究成果を無償で社会に還元することを主目的とするもの。

2. 研究テーマ

  • 計算科学的手法による素粒子・原子核・天文宇宙の分野融合を目指す研究およびその高速化に関わる研究。
  • HPCI戦略プログラム・分野5「物質と宇宙の起源と構造」において推進される研究開発課題および萌芽的研究課題にかかわる準備的研究。

3. 利用可能な計算資源

本プログラムで利用できる計算機は、以下の機関で運用中のスーパーコンピュータの一部です。

  • 筑波大学:PACS-CS (14.3 TFlops)、T2K-Tsukuba (95 TFlops)
  • 国立天文台:CRAY XT4 (28.5 TFlops)、GRAPE-DR(8ノード)
  • 高エネルギー加速器研究機構:未定
  • 京都大学基礎物理学研究所:SR16000 (91 TFlops)
  • 大阪大学核物理研究センター:SX-9, SX-8R (21.3 TFlops)

別紙も参考の上、これらの中から利用を希望する機種および使用時間を申請書に明記してください。本プログラムに割り当てられる計算時間には限りがありますので、ご希望に沿えない場合があることをご了承ください。使用にあたっては、各機関の規則にしたがっていただきます。

4. 研究対象期間

平成23年6月14日〜平成24年3月31日

5. 申請方法

以下の書類を作成し、拠点長へ提出してください。
学際共同利用プログラム「計算基礎科学プロジェクト」申請書
koubo koubo

6. 提出期限

平成23年5月20日。

7. 選考

連携拠点が設ける審査委員会で採否と計算時間の割り当てを決定します。

8. 利用手続きなど

研究課題の採択時には、利用を認められた各機関で定められた利用申請書を提出していただきます。ユーザー支援等のサービスも各機関が従来通り提供します。

9. 成果報告

本プログラムによって得られた研究成果については、公表時にその旨を論文に明記するとともに、研究終了時に成果報告を行っていただきます。重要な研究成果を発表される場合は、事前に担当者にご連絡ください。

10. 提出先

計算基礎科学連携拠点事務局(〒305-8577 つくば市天王台1-1-1筑波大学計算科学研究センター内)に電子メール (jicfus-jimu[at]ccs.tsukuba.ac.jp [at]を@に変更してください)で提出。

問い合わせ先

ご不明の点は、電子メールにてjicfus-jimu[at]ccs.tsukuba.ac.jp([at]を@に変更してください)までお問い合わせください。

利用可能な計算資源

利用できる計算資源は、下記の機種です。本公募を通じて割り当てられる計算時間は、合計でそれぞれの機種の年間運用時間の5%以内を目安とします。筑波大学と国立天文台の運用時間は、東日本大震災による電力使用制限のため大幅に制限される可能性があります。高エネルギー加速器研究機構は今年度から新機種の運用予定でしたが、同じく震災の影響で運用開始時期が未定となっています。このため今回の公募においては利用することができません。

それぞれの機種の特色、運用形態については、下記のリンクも参照してください。

筑波大学

国立天文台

京都大学基礎物理学研究所

大阪大学核物理研究センター

  • SX-9, SX-8R:ユーザアカウントを提供。計算時間はフェアシェアにて配分される。
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