京大基研・柴田 大 教授が2017年度日本天文学会林忠四郎賞を受賞


表彰状を受け取る柴田大氏(左)

京都大学基礎物理学研究所の柴田 大(しばた まさる)教授が、2017年度日本天文学会林忠四郎賞を受賞し3月15日に千葉大学で授賞式および受賞記念講演が行われました。

林忠四郎賞とは日本天文学会の会員である林忠四郎氏(京都大学名誉教授)に京都賞が授与されたのを記念し、同氏からの寄付金を基金として設立されたものです。1996年から実施されており、天文学分野での独創的な学術研究に対して授与されています。

受賞記念講演の様子


受賞対象となったのは柴田さんの“数値相対論による連星中性子星合体の研究”です。

連星中性子星(中性子星同士の連星系)の合体現象は天文学上重要な天体現象であることが知られており、中性子星の質量や重元素の起源を解明する手掛かりになると考えられています。柴田さんは相対性理論を数値的に扱う標準的手法を構築・確立し、それを連星中性子星の合体過程に適用して重力波波形の系統的導出や電磁波対応天体に関する予言を行っていました。これらの研究が連星中性子星の合体現象についての理論的解明に大きく貢献したことが受賞理由となっています。本研究の一部は、文部科学省ポスト「京」重点課題9「宇宙の基本法則と進化の解明」および計算基礎科学連携拠点のもとで実施されました。

受賞理由についてくわしくは、関連ホームページをご覧ください。

柴田大氏の受賞コメント
このたび、日本天文学会林忠四郎賞をいただくことになり、大変光栄です。推薦してくださった先生方、選考委員の先生方、そして共同研究者や同僚の方々に感謝いたします。今後、連星中性子星の合体による重力波や電磁波が続々と観測されると予想されますが、数値相対論研究によりその現象究明を進めて行きたいと思います。

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