「京」の成果とポスト「京」への期待:HPCIシステム利用研究課題成果報告会


2015年10月26日(月)に日本科学未来館で、第2回「京」を中核とするHPCIシステム利用研究課題 成果報告会が行われました。HPCI戦略プログラム分野5はポスターセッションにおいてブース展示を行い、多くの方に展示物をご覧いただき、52名に資料をお持ち帰りいただきました。報告会全体の参加者は269名でした。

パネルディスカッションの様子シンポジウムでは、来賓の挨拶があった後、2つの基調講演があり、PRACE(欧州スパコン利用促進機関)のDr. Sergio Bernardi、シンガポール科学技術庁のProf. Alfred Huanが講演を行いました。

パネルディスカッションでは、まず各戦略分野の代表的な成果を3分間で紹介。続けて、世界に与えたインパクトとして、分野1は心臓シミュレーション、分野2はデバイスや電池のシミュレーション、分野3は地震動シミュレーション、分野4はものづくりへの近い将来への貢献を語りました。分野5は京都大学基礎物理学研究所の柴田大教授が、教科書が書き変わるような成果として、中性子星連星合体や格子量子色力学について話しました。
最後にポスト「京」への期待について、会場を交えての議論を行いました。分野5からは、これからの10年間に複数の大型観測装置が運用されるのにともなって、理論的裏付けを行っていく点での貢献が可能と話しました。会場からは、バッチ式の並列計算とビッグデータのリアルタイム処理との関係について質問がありました。

伊敷吾郎助教

伊敷吾郎助教の授賞式の様子

松本洋介特任助教

松本洋介特任助教の成果発表の様子

ポスターセッションの後、優秀成果賞受賞者による講演セッションがあり、分野5関係では2名が受賞講演を行いました。「超弦理論の数値シミュレーション」で筑波大学数理物質系の伊敷吾郎助教、「超新星残骸衝撃波における宇宙線加速機構の解明に向けた1兆個粒子シミュレーション」で千葉大学大学院理学研究科の松本洋介特任助教です。二人の研究の詳細については、ウエブマガジン「月刊JICFuS」をご覧ください。

目指すは究極の理論-スパコンを使って超弦理論とゲージ理論の等価性を検証する」伊敷吾郎助教
宇宙空間のプラズマ粒子の“なぜ?”に迫る」松本洋介特任助教

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