一つひとつの数式を丁寧に追う-素核宇宙融合レクチャーシリーズ


横倉祐貴氏

板書にて講義を進める横倉祐貴氏

2014年7月15日(火)~16日(水)に、非専門家を対象とする素核宇宙融合レクチャーシリーズ第12回「ブラックホールの蒸発と情報問題」が開催されました。講師には横倉祐貴(よこくら・ゆうき)京都大学基礎物理学研究所研究員を迎え、計1日半にわたるレクチャーが行われました。参加者は、15日42名、16日34名。半数弱くらいは大学院生でした。

理化学研究所和光本所にて

理化学研究所和光本所にて

講義は、古典的ブラックホールの解説から始まり、粒子生成の機構、ホーキング輻射、情報問題へと、テーマは徐々に難解になっていきましたが、横倉氏により非常に丁寧に説明がされました。
とくに今回は、初日と2日目の前半部分を全て板書により行い、一つひとつの数式を丁寧に追って理解を深めるスタイルをとりました。スライドで話を進めるいつもと雰囲気の違う、独特かつ有意義なレクチャーとなりました。講義中、数多くの質問、議論と共に、皆が集中してノートにとっているのが非常に印象的でした。

この素核宇宙融合レクチャーシリーズは、分野融合を目的の一つとする新学術領域研究「素核宇宙融合による計算科学に基づいた重層的物質構造の解明」およびHPCI戦略プログラム分野5の共催で行われました。最終的にはシリーズをまとめた「素核宇宙融合教科書」の制作が予定されています。

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