大雪を乗り越えて核物理を学ぶ-SNP School 2014


2014年2月13日(木)~19日(水)の7日間、国際スクール「International School for Strangeness Nuclear Physics;SNP School 2014」が開催されました。前半の3日間は茨城量子ビーム研究センター(茨城県東海村)で、後半の3日間は東北大学川内キャンパスおよび作並温泉で行われ、海外からの33名を含む73名が参加しました。

SNP Schoolは、理論、実験、計算科学で盛んに研究が進められているハドロン物理を含む広い意味でのストレンジネス核物理の現状を、次世代の核物理学を背負って立つ強い意欲のある学生や若い研究者に講義することを目的に、毎年行っています。
今年は、12名の講師(日本人6名、外国人6名)による講義、ヤングセッション、ポスターセッションがあり、ほかにJ-PARC見学、東北大学電子光理学研究センター(ELPH)見学などが催されました。このうち、ヤングセッション(Young researcher’s session)で最優秀だった口頭発表者とポスター発表者には橋本賞、次点に奨励賞が授与されました。橋本賞は、口頭発表では横田 朗氏(東工大)、ポスター発表ではMadhumita Dhar氏(Gießen)に与えられ、奨励賞は、口頭発表ではDaniel Gazda氏(ECT Trento)、ポスター発表では市川裕大氏(京大)に授けられました。

HPCI戦略プログラム分野5で招聘したJ. Vary教授が講義する

HPCI戦略プログラム分野5で招聘したJ. Vary教授が講義する

橋本賞および奨励賞の受賞者。左から横田氏、Gazda氏、Dhar氏、右端がプレゼンターである原子力研究開発機構の今井憲一グループリーダー

橋本賞および奨励賞の受賞者。左から横田氏、Gazda氏、Dhar氏、右端がプレゼンターである原子力研究開発機構の今井憲一グループリーダー

今年は、日本全国が2週連続で大雪・大雨に見舞われた時期に重なり、茨城での前半3日間を終えた後の仙台への移動が大変でした。大雪のため、途中で大型バスが完全にスタックし、急遽バスを乗り捨てて新幹線で移動するというアクシデントに遭いました。
なんとか仙台に到着し、後半のスクールも問題なく開始できましたが、残念ながら当初予定されていた会津城へのエクスカーションは中止せざるをえませんでした。しかし、作並温泉で行われたサマリーセッションで、参加者の一人は「バスで何時間もトラップされ、最後に新幹線に皆で乗るという旅自体が最高のエクスカーションであり、忘れられない思い出になった」と感想を述べました。

質問する学生たち

質問する学生たち

ポスターセッション

ポスターセッション

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