開催案内:第6回 HPC-Phys 勉強会(1/31)


第6回 HPC-Phys 勉強会

素粒子・原子核・宇宙物理の諸分野において計算科学によるアプローチはすでに欠かせない研究手法となっています。一方で、大規模数値シミュレーションには、計算機システムごとの最適化や適切な計算手法の選択など、それ自体の技術的な難しさがあり、分野を越えた研究者間の情報交換や協力体制が望まれます。そこで本研究会は、計算基礎科学連携拠点(JICFuS)およびポスト「京」重点課題 9 が主催する活動の一環として、物理に軸足を置きつつ数値計算を活発に行っている研究者が集まり、問題の共有や計算手法の紹介、新しい技術動向についての検討など、次のようなテーマで情報交換を行なうことを目的としています:

* 日々抱えている問題の共有
* それぞれの分野で知られているメジャーな、あるいは強力な手法の紹介
* 新しいフレームワークの勉強、実践報告
* 新しいハードウェア向けのチューニングの勉強、実践報告

今回は、前回好評だった機械学習のチュートリアルに加えて(講師は「ディープラーニングと物理学」の著者の一人である田中章詞さんにお願いしています)、いくつかの講演を予定しています。また日常の小ネタについての講演も募集しています。

参加を希望される方は、人数の把握のために勉強会 web site
http://hpc-phys.kek.jp/
から 1月23日までに登録をお願いいたします。なお、登録者多数の場合は途中で登録を締め切ることがあります。

開催日時:
2020年1月31日(金)
場所:
京都大学基礎物理学研究所 研究棟206号室
10:30- 機械学習チュートリアル: 講師は田中章詞氏
14:00- 講演(17:30 頃までを予定、その後懇親会を予定)
主催:
計算基礎科学連携拠点(JICFuS)およびポスト「京」重点課題9「宇宙の基本法則と進化の解明」

チュートリアルについては、前回の参加者、もしくは勉強会 web site を参考に前回の内容を予めご自身で実行された方を対象とします。

また、小ネタ(日常のノウハウやちょっとした実践報告)として 10分ないし15分程度のミニトークを入れたいと思います。何かネタをお持ちの方は、申込みフォームにご記入ください(下記のネタとの重複でも歓迎です)。世話人の方でも、以下のような話題からいくつか話をする予定です。
* MPI_Allreduce の頻度を減らして線形ソルバー高速化
* 複素数の格納法の比較: (re,im,re,im,…) vs. (re,re,re,…, im,im,im,,,,)
* 我流 git の使い方
* Markdown でお手軽整形
* ちょっとだけ shell 芸
* SX-Aurora での高速化
* python から xxx を呼び出したい

参加費は無料ですが、当日お茶菓子代(300円程度)を集めます。
また懇親会に参加さる方は、別途1500円程度ご用意ください。

世話人: 青山 龍美、大川 博督、加堂 大輔、金森 逸作(連絡責任者)、土井 琢身、中村 宜文、西村 信哉、似鳥 啓吾
アドバイザー: 青木 慎也、青木 保道、石川 健一、住吉 光介、永井 智哉、松古 栄夫

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