第25回 HPC-Phys 勉強会
物理学の諸分野において計算科学によるアプローチは すでに欠かせない研究手法となっています。一方で、大規模数値シミュレーションには、計算機システムごとの最適化や適切な計算手法の選択など、それ自体の技術的な難しさがあり、 分野を越えた研究者間の情報交換や協力体制が望まれます。本研究会は、物理に軸足を置きながら数値計算を行う素粒子・原子核・宇宙物理などの研究者が集まり発足しました。問題の共有や計算手法の紹介、新しい技術動向についての検討など、計算物理の広い範囲で情報交換を行なうことを目的として以下のようなテーマで活動を行っています。
– 日々抱えている問題の共有
– それぞれの分野で知られているメジャーな、あるいは強力な手法の紹介
– 新しいフレームワークの勉強、実践報告
– 新しいハードウェア向けのチューニングの勉強、実践報告
スパコン富岳の後継機の開発が本格的に始まりました。6月にはCPUベンダーは富士通に決まり、GPUのベンダーも勉強会開催の頃には決まっていると思われます。今回は、富岳の後継機開発の関係者と対面で情報交換できる機会にしたいと考えています。
講師は以下の方にお願いしています(敬称略)。
*青木保道(富岳の後継機(富岳NEXT)のオーバービュー)
*中村宜文(富岳NEXT向けのベンチマークに関する話)
*清水則孝(殻模型計算コードのGPU 化に関する話)
*斎藤貴之(銀河シミュレーションでAI加速を用いる話)
参加を希望される方は、勉強会ウェブサイト
http://hpc-phys.kek.jp/
から8月20日(水曜)までに参加登録をお願いいたします。
- 開催日時:
- 9月3日(水曜)13:30- (17時半頃までを予定、その後現地にて懇談会の予定)
- 場所:
- 理化学研究所計算科学研究センター(神戸)
- 主催:
- 計算基礎科学連携拠点(JICFuS)
世話人:青山 龍美、秋山 進一郎、大川 博督、加堂 大輔、金森 逸作(連絡責任者)、滝脇 知也、土井 琢身、中村 宜文、西村 信哉、似鳥 啓吾
アドバイザー:青木 慎也、青木 保道、石川 健一、清水則孝、住吉 光介、永井 智哉、野村 昴太郎、橋本 省二、松古 栄夫