新シリーズJICFuSセミナー開幕

5月24日(金)に京都大学基礎物理学研究所で、第1回JICFuSセミナーが開催されました。15:30から2時間の予定でしたが、20名の参加者の議論が白熱し、18時過ぎに終了となりました。
JICFuSセミナー(JICFuS Seminor on Non-Perturbative Physics)は、京都、大阪、名古屋、神戸に在籍する格子QCDなど非摂動物理の研究者が中心となって、2013年度から新たに開催したセミナーシリーズです。関連する分野の研究者であればどなたでも参加できます。セミナーでは様々なテーマを取り上げ、月1回のペースで、講演1時間+質問1時間とたっぷり時間を取って活発に議論していきます。

第1回目の講師は、島根大学総合理工学部の西垣真祐氏。講演タイトルは「Critical statistics at the mobility edge of QCD Dirac spectra in the QGP phase」です。
冒頭、新セミナーシリーズに関して、世話人である青木慎也・京都大学基礎物理学研究所教授の挨拶があり、引き続き西垣氏の講演が行われました。ランダム行列の基礎から臨界統計への応用までと幅広い内容でしたが、非常にわかりやすく解説していただきました。講演中にも次々と質問が飛び、西垣氏は一つひとつ丁寧に答えていきました。議論が白熱したため、予定時間を超えた18時過ぎに終了しました。

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