計算科学の推進

最先端の計算科学研究を進めていくうえで、推進体制を整え、分野振興を行っていくことは、研究そのものと不可分です。次世代の研究者の育成、大規模計算データの管理、ポスト「京」と重点課題の多機関連携広報といった活動を行います。

人材育成

研究の中心戦力として活躍するポスドクや大学院生が、近隣分野の研究に目を向けて幅広い視野を養うと同時に計算に関わる技術を身につけるため、また分野間連携を加速させるため、スクールや研究会を行います。サブ課題の研究分野ごと、あるいは分野横断的に、また、応用数学や計算機科学との連携のもとで開催します。

分野振興

HPCI戦略プログラム分野5で構築してきた計算科学推進体制のもとで得られた様々な知見を公開します。

大規模データの管理

全国の研究者がかかわる重点課題9では、大規模計算で得られた大量のデータ管理・移動が重要な課題となります。
HPCI戦略プログラム分野5で整備運用してきた独自のデータグリッドJLDG(Japan Lattice Data Grid)を重点課題9でも継続し、HPCI共有ストレージと連携しつつ、研究を進める基盤を整えていきます。

多機関連携広報

9つのポスト「京」重点課題実施機関、理化学研究所計算科学研究機構と連携し、コーディネートされた広報活動を行います。また、従来の情報発信を主体とした広報だけでなく、情報収集を意識した広聴を加えた活動の実施と、体制の構築を行っていきます。HPCI戦略プログラム分野5で培ったノウハウや体制をベースに、新たな広報戦略・企画等を立案・実施していきます。