プレスリリース:Google Cloud Platformの活用により、レンダリング処理を200倍高速化

Google Cloud Platformの活用により、レンダリング処理を200倍高速化

2015年11月30日

株式会社JSOL
国立研究開発法人理化学研究所

株式会社JSOL(代表取締役社長:中村 充孝、以下「JSOL」)は、国立研究開発法人理化学研究所(理事長:松本 紘、以下「理化学研究所」)と共同でGoogle Cloud Platformを活用することで、レンダリング(画像化)の処理時間に関して、従来比200倍の高速化を実現しました。

近年、各種研究分野において、解析処理の高速化に対する要求は強まってきていますが、スーパーコンピュータによる大規模シミュレーションの解析結果を画像化および映像化する場合、膨大な時間が費やされることが問題となっています。学会発表や論文投稿などの期限が定まった状況でのデータの可視化には効率化が求められています。

本取り組みは、超新星・ガンマ線バーストの爆発メカニズムの解明の研究(※注)において、解析終了後の学会発表、投稿に向けて必要なレンダリング処理をGoogle Cloud Platform上で多数のコンピュータリソースを活用して並列処理することで、従来個別システムにて17日費やしていた処理を4.8時間までに短縮しました。

(※注)可視化を行ったシミュレーション研究は、文部科学省HPCI戦略プログラム分野5「物質と宇宙の起源 と構造」および計算基礎科学連携拠点(JICFuS)の元で実施したもので、理化学研究所のスーパーコン ピュータ「京」と国立天文台のアテルイを利用して得られたものです(課題番号:hp120285)。

詳しくは株式会社JSOLのプレスリリースをご覧ください。
https://www.jsol.co.jp/release/2015/151130.html

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