大規模シミュレーションで核変換反応を明らかにする

2016.1.18 東京大学 富樫 智章 特任助教

富樫さん核変換とは、原子核を別種の原子核に変えることです。核変換には放射性廃棄物処理を始めとして、様々な応用が考えられますが、核変換をどのような方法で実現できるかは研究途上です。
研究を進めるには、まず核変換を起こす反応を理解することが重要で、そのためには反応前後の原子核の量子状態を明らかにする必要があります。東京大学大学院理学系研究科特任助教の富樫智章さんは、モンテカルロ殻模型という方法によって、まだだれもやったことのない、核変換前後の原子核の量子構造を大規模シミュレーションで解明する研究に挑んでいます。

» 続きを読む

カテゴリー: ピックアップ, 月刊JICFuS   タグ:   この投稿のパーマリンク

コメントは受け付けていません。