開催案内:XcalableMP講習会(12/9)

プログラムを追加しました(12/7)

XcalableMP講習会

講習会について

日時:
2015年12月9日(水)10:00-16:00
場所:
筑波大学計算科学研究センター ワークショップ室

プログラムこちらをご覧ください。

講習会主旨:

XcalableMP(XMP, http://www.xcalablemp.org/)は、PCクラスターのような分散メモリ環境を対象とした指示文ベースの並列言語で、理化学研究所計算科学研究機構、筑波大学計算科学研究センターを中心に開発されています。
XMPでは、FortranやC言語で記述されたコードに指示文を加えることで、並列アプリケーションを簡易に開発することができ、また高速化を実現する様々な機能が用意されています。

分散メモリ並列化には MPI (message Passing Interface)が広く利用されていますが、コードの変更が大きく、初心者にはハードルが高くなりがちです。
XMPはMPIとの併用が可能で、シリアルコードから並列コードへの変更を逐次的に行うためのツールとしても有用です。
2014年にはベンチマークプログラム実装の洗練さと性能の総合評価を行う「HPC Challenge Class2」でベストパフォーマンス賞を受賞するなど、並列環境が不可欠な今後のHPCで生産性の高い技術として注目を集めています。

今回はXMP開発チームのメンバーである中尾昌広氏に講師を担当して頂き、また開発チームの皆様のサポートを得て、XMPを利用した並列化についての講義と実際に簡単なコードにXMP指示文を加えて並列化をする実習を企画しています。

XMPはスーパーコンピュータ「京」、日立SR16000, IBM Blue Gene/Q, NEC SX-ACE などJICFuSに関連するシステムでも利用可能です。
分散メモリ並列化を検討中の方、XMPの並列化技術に興味のある方など、ぜひご参加下さい。

世話人: 根村英克(筑波大)、上田悟、松古栄夫(KEK)

プログラム

10:30 – 12:00 : 分散並列化の基礎およびXMPの概要
12:00 – 12:15 : 実習のための環境設定
(昼休憩)
13:30 – 15:00 : 実習1:指示文を用いたステンシル計算の並列化
15:00 – 16:00 : 実習2:片側通信機能を用いた行列積の並列化

参加申込み

参加を希望される方は
sueda[at]post.kek.jp([at]を@に変えてください)
までご連絡ください。
(日程調整に協力された方もお手数ですが、連絡をお願いします。)
また、旅費の補助も可能ですので、必要な方はその旨ご連絡下さい。

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