KEK一般公開大賑わい

計算基礎科学連携拠点(JICFuS)は、9月2日(日)に開催された高エネルギー加速器研究機構(KEK)一般公開で、量子色力学カードゲーム『クォーク・カード・ディーラー(Quark Card Dealer)』を出展しました。ときおり雨が降るなか、KEK全体で約4600人、『QCD』には約1300人の来場者がありました。

『QCD』は、クォークカードをクォークの性質に合わせて組み合わせ、陽子や中性子などのバリオンやメソンを作り出すカードゲームです。今年度はキャラクターデザインを一新。KEK一般公開が、『QCD』ver.2の初登場となりました。

会場には、さまざまな年齢層の方が訪れました。家族連れも多く、子供たちは両親の助けを借りながらもがんばって10種類のバリオンカードと7種類のメソンカードをコンプリートしていきました。昨年の一般公開にも参加した方々は、手際よく組み合わせ、新デザインの『QCD』をゲットしていきました。

カードゲームを楽しむだけでなく、このゲームの背景にある素粒子の理論についてディーラー役の研究者から説明を受け、逆にその研究者をタジタジにする質問をする小学生もいました。

次回の『QCD』は、2012年10月20日(土)の計算科学研究機構一般公開(神戸市)で行う予定です。

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