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*京コンピュータ上での高速化 [#b19770f2]

**非直交スレーター行列式間のハミルトニアン行列要素計算の高速化 [#n75a674b]
- [[京コンピュータ:http://www.aics.riken.jp/jp/k/]]（[[計算科学研究機構:http://www.aics.riken.jp/]]）

提供: 東京大学原子核科学研究センター・清水則孝氏, 2013年3月7日
**京コンピュータ上での高速化の情報 [#ee70c902]

中心力ポテンシャル基底における非直交スレータ行列式間のハミルトニアン行列要素を計算する際、以前は疎行列として計算していたのですが、密行列の積になるようなアルゴリズムを実装しました。密行列の積はBLASライブラリのdgemmを用いることによって高速化に成功しています。
ＨＰＣＩ戦略分野5課題2で開発されているモンテカルロ殻模型法に使われた高速化ですが、一般の非直交スレーター行列式のハミルトニアン行列要素計算の高速化に使える可能性があります。
京コンピュータで計算を行ったり、京コンピュータにコードを移植した際にユーザの方が気づいたことを参考情報としてまとめています。

参考文献
-Y. Utsuno, N. Shimizu, T. Otsuka and T. Abe, "Efficient computation of Hamiltonian matrix elements between non-orthogonal Slater determinants", Comp. Phys. Comm. 184, 102 (2013). http://arxiv.org/abs/1202.2957
- [[京コンピュータで計算を行う上でのTIPS:http://www.jicfus.jp/field5/jp/wp-content/uploads/2014/05/report_Takiwaki_20140528.pdf]] (PDF) 滝脇知也氏 (国立天文台・HPCI戦略プログラム分野5課題3) [2014.05.28]~
京で行った計算: 超新星爆発の輻射輸送流体計算~
使用言語: Fortran + MPI + OpenMP~

- [[京コンピュータでの計算情報:http://www.jicfus.jp/field5/jp/wp-content/uploads/2014/06/report_q-2.pdf]] (PDF) 清水則孝氏 (東京大学・HPCI戦略プログラム分野5課題2) [2014.06.19]~
京で行った計算: モンテカルロ殻模型コード~
使用言語: Fortran + MPI + OpenMP~

- [[京コンピュータ上での高速化についてのtips:http://www.jicfus.jp/field5/jp/wp-content/uploads/2014/11/report_KIshikawa_Kei_141106.pdf]] (PDF) 石川健一氏 (広島大学・HPCI戦略プログラム分野5課題1) [2014.11.06]~
京で行った計算: 格子QCD計算~
使用言語: C~

- [[京/FX10を利用する際の注意点:http://www.jicfus.jp/field5/jp/wp-content/uploads/2014/12/K_FX10.pdf]] (PDF) 土井琢身氏 (理化学研究所・HPCI戦略プログラム分野5課題1) [2014.12.11]~
行った計算: 格子QCDによる核力の計算~
使用言語、コンパイラ： C/C++, Fujitsu C/C++ compiler~


**京コンピュータ上での高速化に関する資料 [#lf6570b0]

- [[2014年度CMSI計算科学技術特論Ｂ:http://www.cms-initiative.jp/ja/events/2014-haishin]]: [[「第2回アプリケーションの性能最適化2 (CPU単体性能最適化)」:http://www.cms-initiative.jp/ja/research-support/develop-support/how-to-publish/develop-apps/apps-opt/2014-haishinB-02]] (理研・南一生氏)~
京コンピュータのアーキテクチャを前提とした高速化について解説されています。
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