素粒子・原子核・宇宙「京からポスト京に向けて」シンポジウム(12/28)

素粒子・原子核・宇宙「京からポスト京に向けて」シンポジウム

シンポジウムについて

日時:
2017年12月28日(木)
場所:
筑波大学東京キャンパス文京校舎放送大学多目的講義室1(東京都文京区大塚3-29-1)
主催:
計算基礎科学連携拠点(JICFuS)、ポスト「京」重点課題9「宇宙の基本法則と進化の解明」
参加:
無料(懇親会費あり)、要事前申込

主旨

計算基礎科学連携拠点では、ポスト「京」で重点的に取り組むべき社会的・科学的課題(9)「宇宙の基本法則と進化の解明」(重点課題9)を昨年度から本格実施をしております。本プロジェクトは、素粒子から宇宙までの異なるスケールにまたがる現象の超精密計算を実現し、大型実験・観測のデータと組み合わせて、多くの謎が残されている素粒子・原子核・宇宙物理学全体にわたる物質創成史を解明することを目的としています。アプリケーションとポスト「京」のシステムアーキテクチャ、システムソフトウェア等の協調的な設計開発(コデザイン)のもと、アプリケーションを開発するとともに、開発するアプリケーションを利活用した研究開発を行っています。これまでの進捗状況と今後の計画について紹介し、研究内容について議論します。

プログラム

12月28日(木)

9:30-9:40 挨拶 10分
9:40-10:10 サブ課題等ハイライト説明セッション(5分x6)
サブ課題A「究極の自然法則と宇宙開闢の解明」(責任者:橋本省二・KEK)
サブ課題B「物質創成史の解明と物質変換」(責任者:柴田大・京都大)
格子QCD(土井琢身・理研)
原子核構造・反応(清水則孝・東京大)
サブ課題C「大規模数値計算と広域宇宙観測データの融合による宇宙進化の解明」(責任者:吉田直紀・東京大)
コデザイン(石川健一・広島大)
休憩 5分
10:15-11:55 セッション1 (20分+5分)×4
「超弦理論の数値的研究の展望」(加堂大輔・慶応大)
「格子QCDによるエキゾチックダイバリオン状態の探索」(佐々木健志・京都大)
「ベイズ統計による殻模型計算の解析」(清水則孝・東京大)
「重力崩壊型超新星のBoltzmann-Hydro Codeによるニュートリノ輻射流体計算」(岩上わかな・京都大/早稲田大)
昼休 65分
13:00-14:40 セッション2(20分+5分)×4
「超大規模N体シミュレーション」(石山智明・千葉大)
「中間子セミレプトニック崩壊による素粒子標準理論の検証」(金児隆志・KEK)
「格子QCD計算を用いた核物質中のハイペロンの研究」(井上貴史・日本大)
「中重核・重い原子核の形状のモンテカルロ殻模型による研究」(角田佑介・東京大)
休憩 10分
14:50-16:30 セッション3(20分+5分)×4
「超新星爆発の長時間計算,その前に.」(滝脇知也・国立天文台)
「CANS+コードの磁気流体円盤計算への適用」(松本洋介・千葉大)
「有限温度格子QCDにおけるトポロジーと軸性U(1)アノマリー」(鈴木渓・KEK)
「The phase shifts in I = 1 and 2 ππ scattering from the HAL QCD method with the LapH smearing」(川井大輔・京都大)
休憩 5分
16:35-17:50 セッション4(20分+5分)×3
「モンテカルロ殻模型によるクラスター構造の解析」(阿部喬・東京大)
「数値相対論によるGW170817の解釈と今後の展望」(柴田大・京都大)
「降着円盤の輻射磁気流体シミュレーション」(高橋博之・国立天文台)
18:00-20:00 交流会
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