不安定核をめぐる日米の協力 JUSTIPEN-JUSEIPEN Workshop

2013年12月9日(月)~12日(木)に理化学研究所和光キャンパスにてJUSTIPEN-JUSEIPEN ワークショップが開催されました。会場となった大河内ホールは100人以上の研究者でほぼ満席状態となりました。アメリカから20名程度、その他イギリス、フランス、中国、ウクライナからも参加があり、国際色豊かなワークショップとなりました。

JUSTIPEN(Japan-US Theory Institute for Physics with Exotic Nuclei)JUSEIPEN(The Japan-US Experimental Institute for Physics with Exotic Nuclei)は不安定核物理の発展を目指す米国から日本への研究者派遣事業です。理論研究を中心とするJUSTIPENは2006年に、実験研究を中心とするJUSEIPENは2010年に始まりました。アメリカ合衆国エネルギー省の支援により米国から様々な研究者が来訪しています。

ワークショップでは主に、不安定核と関連する天体核現象・元素合成の物理に関する理論、計算手法、最新の実験データなどについて4日間にわたり活発な議論が行われました。また、アメリカのプロジェクトである SciDAC-3 NUCLEI、FRIB Theory Centerなどについての紹介もありました。最後に今後の日米協力・共同研究のありかたに関する議論を行いました。

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