どのハイパー核を生成するべきか-滞在型研究会“Hypernuclear physics with Electromagnetic Probes”

2013年2月22日(金)、25日(月)~28日(木)の計5日間、理化学研究所研究本館にて滞在型研究会 “Hypernuclear physics with Electromagnetic Probes”が開かれました。外国人6名を含む26名の研究者が参加しました。話題提供は9名、うち4名が海外から招待した研究者でした。

Hypernuclear physics with Electromagnetic Probesハイパー核物理の分野では、現実的ハイペロン-核子間、ハイペロン-ハイペロン間相互作用を用いた軽いハイパー核の少数粒子系問題に基づいた構造研究が、ホットな課題の一つとなっています(ハイペロン:ストレンジクォークを含むバリオン)。これは、HPCI戦略プログラム分野5研究開発課題2でもテーマにあげられています。
近年、米JLab研究所や、独Mainz研究所では、電子ビームを使用したハイパー核の生成実験が計画され、そのうちのいくつかが実行され、着々と実験データが蓄積されつつあります。この実験データと理論計算を比較・検討することにより、不定性の大きなハイペロン-核子間相互作用、たとえばラムダ粒子-核子間の荷電対称性の破れの効果について少しずつ明らかになってきました。
今回の研究会では、2013年5月にあるJlabのプロポーザルに向けて、どのような物理を目指し、どのハイパー核を生成するべきかを徹底的に議論しました。その結果、カルシウム(Ca)やアルミニウム(Al)ターゲットでのハイパー核の生成が物理的に興味深いのではないかとの提案がされました。6月以降、さらに議論を続けることとしました。

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